独学で1級小型船舶操縦士に挑戦 その4 実技前半
さていよいよホントに実技試験です!
ちょっと長いんで
前半後半に分けます。
今回は前半。
当日、早めに到着
出番は10時15分ですが9時ちょい過ぎに到着
マリノアのPに入れます
入れるのは9時からです。
土日は2時間無料ですよ。
ハンコとかいらないんです。
ヴィレバンの前辺りに停めます。
この日は昼から波乗り仲間の新年会で
試験が終わったらそのまま行くってことで
家族同伴です。
試験が終わるまでヨメコドモはお買い物って。
ヨメさん、ちょうどいい気分転換になりますばい。
9時半くらいまで車の中でdvdと参考書で復習です。
トラブルシューティングにちょっと不安が出てきました。
ネットで検索します。
ex: スターターモーターが回らない時
スターターは回るけどエンジンがかからない時
エンジンをチルトアップして確認
トラブル原因が確認できる計器の指示
ここの船の構造上チルトアップのパターンは無し。
計器の指示がほとんどらしいけど、
セルが回らん時系を出されたら
メインスイッチONの確認。
バッテリーのターミナル接触不良の確認。
セルは回るけどエンジンがかからん時
燃料コックONの確認。
燃料フィルターの詰まり。
ふむふむ・・・。
なるほどなるほど
これでもうオレに弱点などないな。
試験場?事務所に行きます。
ソファーで待機させてもらいます。
ずっと港内を見てると
ほどなく試験艇が港に戻ってきます。
着岸と係留、解らんと離岸をやってます。
3人ですな。
じっくりその様子を見ます遠いけど
艇がスタート地点に戻ってきます
さぁていよいよ出番です。
さっき着岸~やってた受験生達が上がってきます
やっぱり先週の学生さんか・・・。
そんでライジャケを試験官から渡された
同志は3人(sigewo含め)
・・・・・!!!
一人はカワイコちゃん!!
いっら~ん!!!
いらん緊張材料です!!!
キャバクラではハズレるくせにこんなとこでカワイコちゃんが!!
無駄な運です・・・。
いや、幸先良いと思いましょう!
試験官 「2級受験のA番(カワイコちゃん)さんB番(茶髪にーちゃん)さん、
1級の1番(sigewo)さんの順番で~」
やったぜ!3番目!
これで観察できるぜ~
試 「ではA番さん、推進機の点検をしてください。」
A 「はい、え~っと、・・・・・、すいしんきよし…。チラッ」
???
試 「では次に、船体外板の点検をしてください。」
A 「がいはん? ? 船首よし。 左舷よし。 ・・・船尾よし。 ・・・。」
試 「・・・・。」
A 「乗ります・・・。 右舷よし。」
試 「・・・。」
A 「・・・。」
試 「はい、ではそのまま乗っててください。エンジンの点検をしてください。~」
おぉいっ!
デッキは!!?
「甲板よし!」がねーぞ!!
このねーちゃん大丈夫か・・・・?
そのままエンジンの点検から運転席に。
茶髪にーちゃんに話しかけてみました。
Sigewo 「学校で取らされるんですか?」
このにーちゃんも、ナンチャラユニバーシティ ヨットクラブのジャンバー着てる
B 「そーすね、部活でです。」
やっぱりか。
試 「はい、次B番さん、係留ロープの点検をしてください。」
B 「船尾係留よし。」
「船首係留よし。」
試 「はい、じゃあエンジンルームの点検です。
エンジンオイルの点検をしてください。ウエスはここね。」
B 「はい。 ・・・・? ????」
試 「その黄色いの。 そこ。 そこ。」
おいおい大丈夫かよ・・・。
B 「オイルよし。粘度よし。・・・・・。」
オイルゲージ入れるのにまた時間かかる
試 「はい次はVベルトの点検をしてください」
B 「えーっと・・・。Vベルトよし」
試 「はい、では前の方に・・・」
Aちゃんが、メインスイッチ、バッテリー
B君が、オイル、Vベルト
オレの番では、燃料系なら助かる!
ギアオイルとかパワステオイルとか場所分からんぞ?
だって初めて見るんだもんw
試 「はい、では次1番さん」
S 「はい!」 ←二十歳そこらの若人2人より元気がいい
試 「では船体の安定を点検してください。」
よしきた
S 「はいっ!船体の安定を点検します!」
S 「乗船しますっ!」
試 「はい。」
揺さぶって・・・。
S 「船体の安定よし! 点検を終了しますっ!」
試 「はい。 そのまま乗っててください。」
S 「はいっ!」←やたら元気よく
試 「では燃料コックが開いているか点検してください。」
やっぱり! よかった楽勝!
S 「はいっ! 燃料コックよし!」 ←指さして
試 「そのまま燃料フィルターを」
S 「はいっ! 燃料フィルターよし!」 ←指さして
試 「はーい、じゃあこのロープをここ(手すり)に巻き結びしてください。」
一番楽勝やん
S 「はいっ! ・・・。巻き結び終わりました!」
結んでる間になにやら書き込み・・・。
試 「はいでは運転席に座ってください。」
S 「はい。」
ここでシフトの遊び感覚やらもう試験2組目で
十分暖気が終わってるから暖気の時間やら
ブロアの開ける時間とかを
短縮する旨の説明があり
試 「はいではぁ、ワイパーの点検をしてください。」
S 「はい! ・・・・、(ワイパーワイパー・・←ブロアスイッチの列を上から探す)」
試 「左側にありますよ。」
S 「! あ、はい!」
そうだった、助手席側にあるんだった
ボタンを押して作動させて
S 「ワイパーよし!」
試 「ではエンジンをかけて1500回転で暖気してください。」
S 「はいっ! エンジンを始動します!」
ブロアスイッチを押したらすぐに
試 「はい十分換気できました~。切っていいですよ」
でブロアスイッチをすぐ押してオフ
キーを回してエンジン始動 ブオン!
S 「1500回転で暖気します!」
クラッチボタン押しながらシフトを前に倒す
なかなか重い。
回転数が1500に合ったら
試 「はいOKです。十分暖気できました。エンジンを停止してください。」
S 「はい!エンジン中立よし!」 ←中立位置に戻してなお軽く揺さぶる。
車のマニュアルでニュートラルに入ってるか確かめるアレな感じで。
S 「エンジンを停止しま・・・。」
試 「はい。じゃそのまま座っててくださいねぇ。」
S 「あ、はい・・・。」
え!!?
このまま!???
もしかオレ1番にやんの!!??
試 「二人とも乗船してください。」
あとの二人が乗り込んで試験官が解らんして乗ってくる
試験官がエンジンをかけてハンドル操作して離岸
ちょっと離れたら
試 「はい1番さん、ハンドル握って左右に動かしてみて。」
S 「はい、・・・。・・・。」
割と軽いな・・・。
試 「1200位に合わせてみて。」
S 「はい」 ガコン!
おお、シフトはやっぱり重い
試 「だいたいこれくらいの操作感と思ってくださいね。」
S 「はい。」
試 「はい、では次B番さん運転席に座ってください」
おお! 1番じゃなかったか!?w
そのあとB君、Aちゃんと同じ感じで交代して
試 「はい、では今から運転の検定になります。
これから指示することのすべきことは全部してください。」
的なこと言われ
試 「はい、ではあの堤防の先端、あそこに向かって1500回転で直進してください。」
おお、始まった・・・!
A 「えーっとあそこですね。・・・、目標に向かって発進します。
前よし後よし右よし左よし。キョロキョロ (かわええのぅ)
発進します!」
シフトを前に入れだす・・・。
・・・・。
おーーーっい!!
船尾周りの確認は!!!ぃ!!!!?
船動き出す・・・。orz
試 「いいですか?」
A 「はい」
よくねーよ・・・。
試 「はいではあの島の上に鉄塔がわかりますか? あそこに向けて変針してください。
変針したら2700~3000で滑走してください。」
A 「はい、あの鉄塔に向けて変針します。
前よし後よし右よし左よし。キョロキョロ (ええニオイやのぅ←真後ろに座ってる)
船体が左に傾く
試 「・・・・。」
A 「・・・・。」
Buuuuu~
試 「3000位に上げて」
A 「・・・・。」
Buuuuuu~
聞こえてねーーっ!!
試 「滑走させてね!」
A「え??」
試 「3000位に上げて!」
ここでスピードが出だす。
なんせ風も6m程で海も荒れ荒れ。
ジェットコースター並みの揺れですよ!
女の子にこのコンディションきついだろなぁ・・・。
その後、2、3回変針して停船。
この時も「後方よし」を忘れてる・・・。
後進をして、人命救助に
試 「1200位で直進してて~」
ブイを投げる
試 「はーい、あの赤いブイ見えるかな。あれ、人命救助して。」
A 「え、どれ? え? あ、あれ?
はい、えーっと、右舷旋回して右舷より救助します。」
試 「・・・・・。」
そろ~っと旋回して
A 「え? あれ? どこ???」
もっと右!
試 「・・・・・・・・。」
A 「あ!」
見つけたか・・・。
じわりじわり寄って・・・、
ね、ねぇ・・・、
このままやったら轢かん???
中立にしてさっと船尾に行く
お、おい!
轢くって!
けど、船首あたりにおそらく接触
右舷にぴたっとしてるブイをさっと掴んで
A 「救助しました。」 フゥ
試 「・・・、はい、じゃあそこに立てといてねぇ。」
カキカキ・・・。
・・・・・。
試 「はい、ではこのハンドコンパスであそこに見える建物の鉄塔を測ってください。」
A 「はい。ん? ・・・・。~度です。」
試 「はいじゃあ次B番さんと代わってください。」
代わってる間に試験官がコンパスで確認してる。
く~っ!!
このねーちゃん、全然参考にならんぞ!!!!
試 「はい、ではB番さんねぇ~」
頼むぞにーちゃん!!
オレにお手本を!!
試 「はい、では今から検定になります。
これから指示することのすべきことは全部してください。」
的なこと言われ
試 「ではあの教会みたいな建物わかりますか?
あそこに向かって1500回転で直進してください。」
B 「はい、目標に向けて発進します。
前よし後よし右よし左よし。・・・。」
シフトを倒して動き出す。
案の定、さっきと同じことしよる!
動き出す前に”船尾周り”は!!!??
試 「・・・・・・・。」
ゴゴゴゴ~
進みだしてます。
試 「いいですか?」
B 「はい」
だけん、
よくねーって!
いいですか?って聞かれたら、
足りませんよ?
の意味やない?もしかして。
試 「では、あの鉄塔に向けて変針して、
2700~3000回転で滑走してください。」
B 「目標に向けて変針します。
前よし後よし右よし左よし。」
左前方よし、左後方よし じゃないん!!?
まぁ前後左右確認して悪いことないか・・・。
B 「・・・・・・。」
スピードに乗ります。
試 「いいですか?」
B 「はい」
・・・・。
”滑走しました”とか言わないかんのやないん?
こんな感じで滑走と変針がちょいちょいあり
後進も人命救助もAちゃんと同じ感じ・・・。
この二人の真似したら落ちるぞ!
1人で受けた方が良かったんやないん!!??
どーなる!!? オレ!!!!
後半へ